酵素を満たす
是非とも酵素をいつも満たした状態にしたいものです。ちょっと乱暴な言い方ですが、酵素をいつも満たした状態にしておけば、若々しく、ダイエットもできて、しかも長生きできる、逆に不足すると、たちまち不健康な状態になるということです。
そもそも酵素不足では血液が汚れて万病の元となるのです。食べ物は口の中で咀嚼され、唾液の中のアミラーゼがデンプンを分解します。デンプンのままでは吸収できずにエネルギーになりません。
アミラーゼはデンプンの数珠玉(構造)を一つ一つ分けていくのです。一つになった玉はブドウ糖です。未消化だと糖がそのまま血液中を漂うことになります。未消化の糖は血液をドロドロにして汚れていきます。こうして血管を正常に通ることができなくなり、いろいろな病気を引き起こす原因になるのです。
しかし、ドロドロの血液も、酵素をしっかり摂れば、再びサラサラした血液になります。これはデンプンだけでなく、タンパク質でも脂肪でも同じです。
酵素不足になる背景ですが、それは食べ過ぎと、加熱調理された食事です。食べ過ぎ、病気・加齢で酵素をつくる力が弱い人では、とにかく酵素を補給しましょう。
十分に分解されない食べたものは、体内ではまさに異物になってしまうのです。そして、酵素の無駄使いをしないのもポイントになります。健康長寿の秘訣はまさにコレです!
例えば、酵素を作る能力が30の人がいるとします。 その人が焼き魚を食べます。焼き魚の消化には、20の酵素力が必要とします。さて、焼き魚には大根下ろしの付け合わせがありますよね。大根下ろしは前述の通り、食物酵素なので消化を促進します。これを5としてしっかり食べれば、消化力20のうちの5は要らなくなります。従って、酵素を作る能力30のうち15は代謝酵素のほうに回すことができます。逆に付け合わせの大根下ろしの無い焼き魚を2匹食べるとしたら20が2個で40の消化酵素は必要なのに、能力30ですから、酵素は不足になるのです。
当然ながら代謝酵素に回すことはできません。代謝酵素が不足するとウイルスなどの侵入も防衛できなくなります。こうしたちょっとの差の積み重ねが大きな違いになるということです。効率よく酵素を摂り、節約するようにするのがポイントです。