発酵食品や生の食べ物の酵素
さて、では酵素はどんな食材に含まれているかですが、それは新鮮な生の食べ物ということになります。生の肉、生魚、生野菜、果物は全部酵素が入っています。
そして、日本には酵素が豊富に含まれている発酵食品も多くあります。みそ、納豆、ぬか付けなどです。こうした生の食べ物、発酵食品に含まれている酵素が「食物酵素」です。
焼き魚に大根下ろしがついてきますが、実は大根おろしには、焼き魚と一緒に食べることで食物酵素として消化を促進しているのです。けっして飾りではないのです。
基本的に消化酵素は体内で作られる潜在酵素であり、代謝酵素もそうです。消化酵素は、その名の通りに消化のための酵素であり、食べたご飯や野菜などの食べ物を消化分解、吸収する酵素です。唾液に含まれているアミラーゼ、胃液に含まれるプロテアーゼなどは消化酵素です。脂肪を分解するリパーゼなどもそうです。
もうひとつの代謝酵素ですが、その働きは、まず、吸収された栄養を体のすみずみまでの細胞に届け、有効に働く促進、つまり「新陳代謝」の促進をします。そして、毒素（有害物質）を汗や尿に入れて排出する、いわゆるデトックス効果、体の悪い部分を修復、治す「自然治癒力」、免疫力の向上、などがあります。代謝酵素は、つまりダイエット効果と相当関係が深いことになります。
前述した食物酵素は外から補給する酵素です。体内でつくられる酵素が不足するような、食物酵素で補充しなければなりません。ここまでのお話でわかるように、まさに表題の通り「酵素はダイエットと長生きに効く！」なのですから！