酵素はダイエットと長生きに効く!



酵素を働かせる

 

 

酵素のポイントは、ビタミンやミネラルとの共同作業にあります。最近流行の栄養サプリメントですが、案外無駄な飲み方をしているのかもしれません。特にビタミンやミネラルなどの栄養サプリメントは、身体にいいということで大勢の人が利用しています。

 

ところが、いくらこうした栄養サプリメントを摂ったとしても、実は酵素がなければ体内で十分には働けないのです。つまり酵素あってのビタミン・ミネラルということなのです。実際、最近では、ビタミン・ミネラル等は「補酵素」と言われ、酵素の働きを助けるという扱いにもなっています。

 

酵素の構造をシンプルに言えば、ミネラルの周りにタンパク質が巻き付いた感じになっています。中心にあるネラルの種類は多く、タンパク質の巻き付き方も種類があり、現在発見されている酵素だけでも約3000種もあります。当然、今後も新しい酵素が発見されていくはずです。

 

しかし、3000種あっても、それぞれの酵素はたったひとつの仕事しかできません。唾液の中に含まれているアミラーゼは消化酵素として有名ですが、デンプンを専門に分解する酵素なので、アミラーゼはタンパク質を分解できません。タンパク質を分解するのは、プロテアーゼという専門の酵素です。

 

このように役割は必ずひとつなのです。そして、元材料がタンパク質であるのは、熱に弱いという特徴もあります。卵は、生だと白味部分が透明でとろとろした状態ですが、熱を加えると白く固まる、ちょうどそんな感じです。酵素は加熱すると蛋白が変成して違うものになってしまいます。

 

酵素が耐えられる温度は50度70度くらいまでとされています。加熱した食品に酵素の働きは全く無いということです。酵素を働かせるには、普段の食生活でも、加熱していない、酵素の有効な食品を摂るようにしなければならないのです。